「ブコツさ」と「かわいい」が同居する『塊根植物』を愛でながら、とびきりのスイーツを!「GOODTIME plants&cafe」

「塊根植物(かいこんしょくぶつ)」と聞いて、すぐにイメージはつきますか?「ナニ、それ?」と思う方が多いのではないでしょうか。
「塊根植物」とは、別名「コーデックス」といい、根っこや茎の部分がぽってり、どっしりしているのに、咲く花や葉っぱがかわいいのです。このギャップがすごい!面白い!というユニークな植物です。

いま、インテリアグリーンとして、芸能人にも愛好者(特に大人男子)が多く、じわじわと人気急上昇らしいです。
今回ご紹介するのは、この「塊根植物」を販売しながら、カフェを併設した
GOODTIME plants&cafeというお店です。

なぜいま人気なのか、なぜ大人男子がハマるのか?地元で待ち望まれるスイーツって?などなど聞いてきましたのでご紹介します。

大倉山駅から徒歩約20分 黄色い椅子が目印

ここGOODTIME plants&cafeは(以後、塊根カフェと呼ばせていただきます)。
最寄り駅は大倉山駅から歩いて約20分ほどで、商業施設トレッサ横浜店の北口からは徒歩2〜3分ほど。樽町中学校の目の前にあります。

お店を始めたのは、オーナーの「塊根植物熱」がきっかけ

さて、この塊根カフェのOPENは、2022年の3月。それまでは、オーナー自身30代で高級サボテンにハマり、休日にはいろいろな園芸店巡りをして塊根植物を集め、自宅のテラスで育てながら(超本格的)楽しんでいたのだとか。
そうこうしているうちにコロナ禍となり、家にいる時間が増え、ここで「塊根植物熱」が再燃。

お店を始めようと思ったきっかけは、横浜には塊根植物を扱っている園芸店が少なく、もっとこの塊根植物の魅力を伝えたいと思ったそう。
また、奥さまがスイーツ作りが得意なこともあり、スイーツやランチを楽しんでもらいながら、塊根植物とのGOODTIME、いい時間を過ごしてもらいたいと始められたのだそうです。

そもそも塊根植物って何者?

塊根植物は、主にマダカスカルや北米、南米、アフリカなどに生息する多肉植物の仲間で、その中の一部の総称です。特徴は、なんといっても、この根や幹がずんぐりどっしりとした形。これは、乾燥地帯の過酷な環境の中で生き抜くために、根や幹を厚くしてここへ水分を溜めようとして、こんな形になったのだとか。なるほどねー。

塊根カフェ人気の塊根植物3選

塊根カフェで人気の塊根植物を教えていただきました。

左)グラキリス・・・マダガスカルが自生地。和名が「象牙宮(ぞうげのみや)」
象のような質感(肌感?)の幹に牙のようなトゲがあるから、そのような名称なんだそうです。黄色い可憐な花が咲くとか!

中)ディオスコレア・・・夏型のメキシコ産と冬型のアフリカ産があり、和名は「亀甲竜(きっこうりゅう)」。
亀の甲羅のように亀裂が入った硬い茎が特徴。
近くで見ると、超グロテスク?なのに、きれいな緑色のハート型の葉っぱが!

右)アデニウム・・・南アフリカやソコトラ島、アラビア半島が自生地。和名は「砂漠のバラ」と呼ばれるように、砂漠に鮮やかなピンクの花が咲きます。

大人男子をハマらせる塊根植物の魅力とは

塊根カフェに「パキプス」(左側)という、『塊根植物の王様』と言われている塊根植物があるのですが、ナント、これ、もう聞いてビックリ、にっ、にっ、23万円!?オーナーも愛して止まないこの「パキプス」。ここらへんに大人男子がハマる魅力があるのでは?と思い、「なんで、こんなにも高価なんですか?」と聞いてみました。

そもそも塊根植物は、海外から輸入される際、検疫上、伝染病を防ぐため土を完全に落とし、根を切られ、仮死状態で日本に来るのだそうです。
日本に来てから、温度、湿度、風などの環境を整え、発芽管理をするらしいのですが、「パキプス」は非常に難しく、100株のうち発芽するのは1割程度!

この希少性と、育ったとしても同じ形に育つものは一つとしてないこと、さらに成長が遅く、何十年と生きるので一生愛せるのだとか。
はぁ〜。大人男子が夢中になるわけです。

大人女子におすすめ!かわいい塊根植物。お値段もかわいい!

ここまで、塊根植物を観てきて、「どうしたってねー、塊根植物って大人男子の世界でしょ?」と思ってしまった私やアナタに、オーナーから「実生株(みしょうかぶ)」という種から育てる塊根植物を勧められました。

左)エブレネウム・・・和名が「恵比寿笑い」。根や幹が縦に伸びるのではなく、横に横に育っていく(まるで私たちみたい?笑)タイプで成長がゆっくりなので、じっくり育てて楽しめるとか。3,000円(税別)

中・右)ドルステニア フォエチダ・・・アフリカ東部が原産地で茎の部分がぷっくりとしていて、円盤状の奇妙な?花が咲くらしいのです。3,500円(税別)

お手入れ方法は?

塊根植物は砂漠で育ってきた植物なので、年間を通して、日当たりがよく風通しのいい場所、窓際とかベランダなどに置いてくださいとのこと。
ここ塊根カフェ内では、オーナーこだわりのLEDの照明を当てたりしているそうです。
水やりは、室内では週一回くらいで。土が乾いてきたら、水をたっぷりとやってくださいとのことでした。

待ち望まれる!?季節限定のパフェ&ソフトクリーム

こちらのお店は、スイーツ目当てで訪れる常連の女子が多いのだとか。
大人女子の2人組みやテイクアウトをされていく母娘、小さいお子さんと一緒のママさんなど、塊根植物に興味はなくても充実のスイーツが人気です。

オーナー曰く、「うちのソフトクリームはひと口食べたら、そんじょそこらのものとは違うと言っていただくことが多いんですよ」と。これはどうして?
いろんなソフトクリームを食べ歩いた結果、「北海道の濃厚ソフトクリーム」にたどり着いた味なのだそうです。

そして、なんといっても大注目はパフェ!季節限定のオリジナルパフェのファンも多く、季節によって毎回違うパフェが登場します。
11月までは『和栗のモンブランパフェ』。チョコレートプリンに北海道濃厚バニラのソフトクリーム、コーンフレーク、ホイップ、スポンジ、酸味を効かせた4種のベリー、この上に和栗がのっかっています。
秋限定の「チュロバニ」は、ムラサキイモとパンプキンの2種類。北海道濃厚バニラのソフトクリーム+チュロス+モンブラン入りです。

語り継がれる?!2023年夏のパフェ物語?

ちなみに今年の夏には、シャインマスカットをふんだんに使った『マスカットパフェ』や岡山産白桃をまるごとあしらった『桃のパフェ』と、とっても印象的なパフェだったそうで、SNSなどでも注目されておりました。

それもそのはず、実は奥さまのご実家が山梨だそうで、フレッシュでぷりっぷりのフルーツが入手できるので、心おきなく?使えるのだとか。
12月は、クリスマスをイメージしてイチゴを使ったパフェを考えるということですのでお楽しみに!

ランチメニューも揃っています!

いちばん人気は「ドライカレー」(写真左)。マイルドで食べやすい美味しさです。
もうひとつは「ケバブ風ピタパン」(写真右)。本来のケバブは豚の塊肉をあぶって削るのですが、食べにくいので、鶏肉をひと手間加えてアレンジ。この鶏肉がとってもスパイシーでおすすめです。

清潔なイメージの店内です。座席は4席、天気がいい日はオープンカフェも楽しめます。

塊根植物、いかがでしたでしょうか?
いま、私たちの暮らしに植物は欠かせないですよね。部屋には観葉植物、ベランダや庭にはプチガーデニング、食卓に一輪の花など、いつもの生活にちょっとした彩りをくれて、心を和ませてくれる・・・。この仲間に塊根植物を加えてみてはいかがでしょうか?

まずはこの塊根カフェで、とびきりのスイーツを頬ばりながら「ファースト塊根植物」体験をしてみてほしいと思います。

GOODTIME plants&cafe
住所:神奈川県横浜市港北区樽町4丁目16-3-1-1F
アクセス:東急東横線「大倉山駅」から徒歩約20分
TEL:080-7372-0833
営業時間:金・土・日11:00-17:00
定休日:月・火・水・木

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。