ラーメンのスープを全部飲み干せる!?横浜・仲町台にある「白河中華そば」

あなたは、ラーメンのスープを飲む派ですか?それとも残す派ですか?
私は、よく言われているように身体のことを考えて、全部は飲まないで残す派
でしたが、今回ご紹介する「白河中華そば」では、なんと安心して
完全に飲み干してしまいました。どうして?なんで?と思われた方は、最後まで読んでみてください。

仲町台駅から歩いて約15分 青い看板が目印

「白河中華そば」は、横浜市営地下鉄ブルーラインの「仲町台駅」から、高架線に沿って約15分くらい歩いて行くと、のどかな住宅街の一角に青いテント看板の「白河中華そば」が見えてきます。
このお店は、知る人ぞ知るという「とら系ラーメン」の一門店で、平日の午後2時を過ぎているというのに、次々と来訪者がやって来ていました。当然ながら土日などのお昼時には、行列も珍しくないという人気のお店です。

お店の目の前には、緑が気持ちいい「みかん公園」があります。

「とら系ラーメン」って何?「白河ラーメン」との関係って?

ラーメンにめっぽう疎い私は、オーナーに「白河ラーメンってなんですか?」
と聞いてみたところ、福島県に白河市という地域があり、この地域一帯で愛されているラーメンのことを言うらしいです。
そして、この「白河ラーメン」の聖地が、白河市にある1969年創業の「とら食堂」。ここで修行した人の出店を総称して「とら系ラーメン」と言うのだそうです。実は「白河中華そば」のオーナーも、この「とら食堂」出身。

「とら系ラーメン」のお店は、いまや全国に広がっているそうなのですが、「白河中華そば」はその中でも老舗中の老舗。「とら食堂」の2代目店主・竹井和之さんとは小・中・高の同級生だったのが縁で、後に「とら食堂」で修行し、1999年に横浜仲町台でお店を始められたのだとか。

白河ラーメンは、スープにも凝るが、それ以上に麺にもこだわる。

ラーメンというとスープが“肝”になってくると思うのですが、スープはもちろん、麺にも大いにこだわり、全て手打ちで毎日約100食くらいは早朝から打つそうです。麺は、竹と麺棒を使う「手ごね手打ち」がとら系ラーメンの特徴で、コシがある中太縮れ麺です。

スープは化学調味料を使わないから、胃に優しくスープを残さずに飲み干せます!

「白河ラーメンを初めて食べるのであれば、『中華そば』と『炙り丼』がおすすめ」とオーナーに勧められたので、券売機でチケットを購入しました。
券売機には「中華そば」大1,000円、通常800円、小650円、「炙り丼」も大530円、小350円とお腹の空き具合によって、また小食な方にとっても量を選べるのがうれしいですね。
トッピングには煮たまごや海苔、焼豚などがあります。

中華そばのスープは、すっきりしたあっさり系なのにコクがあり、少し酸味もあってアクセントになっています。このスープに先ほどの手打ち縮れ麺が絶妙に絡み合って、ツルツルっと食べられます。

それにしても、スープがどんどん進みます。
それもそのはず、中華そばの出汁には「名古屋コーチン」や徳島の地鶏「阿波尾鶏」を使用した鶏ガラ系スープがベースになっていて、とにかくおいしい!。そして、化学調味料を使わない「無化調(むかちょう)」ラーメンなので、罪悪感なく食べ進められるんです。
いつもラーメンのスープは残す派だったのですが、おいしい、おいしいと全部飲み干していました!
「炙り丼」は、炙った焼豚が香ばしく、厚みがあるのに無理なく噛み切れるのもうれしい!白いごはんによく合ってこれも完食でした!

後日談ですが、午後2時過ぎにラーメンと丼ものという普段の食事よりも多い量を食べたので、お腹も大満足!もう夜ご飯は食べなくていいかもと思っていたのですが、しっかり夜ご飯もいただきました。これはナニ?と考えたら、「そっか、すごく胃に優しいラーメンで、胃もたれもなく消化できたからだ!」と身を持って実感しました。

あと「しまった!」と思ったのが、「味変」が楽しめるという卓上に置かれている「玉ねぎ(みじん切り)」を入れなかったこと。スープに入れると玉ねぎの甘みとシャキシャキ感がたまらないらしいです。「味変」のレパートリーはコショーやラー油などがあります。行かれた際には、ぜひ試してほしいです。

オーダーは、お店に入ってすぐ目につく券売機でチケットを購入します。

ここのお店には「支那そば」「会津そば」「雲呑麺」など種類も豊富。極め付けはトッピング全乗せの「白河スペシャル1,600円」もありますが、「中華そば」がダントツ人気で、男性だけではなく、女性の方の常連さんが多いというのも納得です。

これから季節がどんどん進み、温かいものが身体に染みる頃となります。電車はもちろん、駐車場も完備されているので、ドライブがてら、ふらっと立ち寄るというのもいいかもしれません。

白河中華そば
住所:神奈川県横浜市都築区茅ヶ崎南2-15-19
アクセス:横浜市営地下鉄ブルーライン「仲町台駅」から徒歩約15分
TEL:045-944-1448
営業時間:平日11:30-15:00(料理L.O. 14:50)、17:30-20:00(料理L.O. 19:50)
土・日・祝 11:30-16:00(料理L.O. 15:50)、17:00-20:00(料理L.O. 19:50)
定休日:火曜日・第3水曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。