【綱島駅より徒歩約2分】『卵感』が追っかけてくるプリン???「ぷ。ぷりん。綱島店」

ぶらり、綱島を歩いていたとき、
あれっ、ナニ?このフラグ?「ぷ。ぷりん。」?
ネーミングがめっちゃくちゃ、かわいいんですけど!
そして、この書体に、句読点の使い方も好き!
ちょっと、某メーカーの「プッチン、○○○?」も思い浮かべたりして。

で、このお店が、行列のできる評判の「プリン専門店」だということを
後で知りました。
というわけで、その人気の秘密をいろいろ聞き出してきたのでご紹介しますね。

卵のおいしさが感じられるプリンは、4種類から選べる

「ぷ。ぷりん。綱島店」は、テイクアウトのプリンとコーヒーの専門店です。
人気のプリンは、しっかりめの「綱島ぷりん」に、なめらかな「新綱島ぷりん」、そしてカラメルなしの「新綱島ぷりん(カラメルなし)」。これが、三大トリオプリン。
抹茶味の「新綱島ぷりん」は、最近定番に仲間入りしたそうです。

まず、三大トリオプリンをスプーンですくってみると、違いはほとんど感じられません。ちょっと揺すってみると、ぷるぷるする感じも同じ。

次に、口に入れると、「しっかり」や「なめらか」、「カラメルあるなし」があっても、総じて「ツルン」とした食感が最初にきて、そして、そして、「卵のおいしさ」が、追っかけてくる感じ!!!

「卵のおいしさ」とは何ですかって?って思いますよね。
やさし気で、ほんのり甘くて、すごーくまろやか。でも、食べるとちゃんと個々の主張を持っている!
私がこれまで食べてきたプリンとは、何かが違う。何が違うのか?

卵で固める自然なおいしさ

この「卵のおいしさが追っかけてくる」感じって、どうしてなんですか?
お店の店長 鈴木さんに聞いてみました。

店長曰く「本来プリンは、卵のたんぱく質の凝固作用で固まるのですが、一般的にスーパーなどで販売されているプリンには、ゼラチンや増粘剤(食品に粘りやとろみをつけるための食品添加物)を使っているようなプリンが多いように思います。
うちは、ゼラチンや増粘多糖類の凝固剤は使用していないんです。焼き方や冷やし方に工夫し、固すぎず、やわらかすぎず、卵の素材で固める自然なおいしさを追求しています。
そのぶん、材料選びがとても重要になってくるんですけどね。」と。

OPENまでの1年間、準備に奔放しました。

そもそも、この「ぷ。ぷりん。綱島店」のOPENは、今年(2023年)の3月。
その1年ほど前から、卵は横浜市内に5つあるという養鶏場をひとつひとつ回り、卵を試食して決めたのだとか。この卵の持っているポテンシャルを最大限に生かすために、牛乳や生クリームを北海道のひとつの牧場に決め、無添加なものを使用しているそうです。

プリンの立役者?「カラメル」のこと

三大トリオプリンのうち、「綱島ぷりん」と「新綱島ぷりん」の底には、カラメルが鎮座しています、液状でサラッとしているのですが、これがなかなかにビターで、卵のふんわりとした味わいに大人のアクセントをくれます。ここにも甘味や苦味のバランスにこだわり、砂糖を1g単位の微調整をしながら試作品を作り続けて、味を決めたそうです。

プリンの魅力ってなんですか?

いまや老若男女に愛され、どこでも手に入るプリンですが、プリンのルーツは、イギリスの船乗りさんが作った卵料理(日本でいう茶碗蒸しのようなもの?)。ここからフランスに渡り、いまのプリンの原型であるカスタードプリンのスイーツになったらしいのです。そして、日本には江戸後期から明治初期の頃に入ってきたという歴史があるそうです。

ナント!プリン誕生から現代まで約500年も!?
なぜ、こんなにも永い間愛されているのか。スイーツって、流行っては消え、消えてはまた流行るという世界なのに?

この答えは、鈴木店長の話の中にありました。

鈴木店長に「プリンの魅力ってなんですか?」って聞いてみました。

「ひと口にプリンといっても、卵や牛乳、生クリーム、フルーツなどの材料選び、また、焼くのか、蒸すのかなどによっても一つとして同じものはないという無限大のスイーツ。本当に奥深い、永遠不滅のおいしさなんです。だから飽きないんですよね。」と。

だからこそ、お店独自のプリンを提供して、地元で愛されるプリン専門店でありたいと。

この思いは、このお店を始められたきっかけからも伺えます。ここのオーナーは、地元綱島で異業種の会社を経営しているそうです。地元の食材を使った「地元商(飲食店)」を実現して、もっともっと地元を活性化したいという思いからだったのだとか。

メニューは4種類のプリンと挽きたてのコーヒー

左から
●綱島ぷりん(しっかり)・・・420円(税込)
「卵感」にコクがあり、カラメルのビターさが大人なプリン。
●新綱島ぷりん(なめらか)・・・420円(税込)
舌触りがとってもクリーミー。口の中でとろけてしまうほどではありません。
●新綱島ぷりん(カラメルなし)・・・420円(税込)
「卵感」をめーいっぱい味わうにはコチラ!小さいお子さんにも人気とか。
●抹茶味新綱島ぷりん・・・500円(税込)
抹茶好きの人に!静岡県産高級抹茶100%を使用しているそうです。

「ぷ。ぷりん。綱島店」が行列ができる理由は、安心、安全な材料にこだわり、特に『卵の素材で固める自然なおいしさ』だったからなんですね。
通りがかったら、ぜひ、ぜひ、このプリンを味わってみてほしいです。

ぷ。ぷりん。綱島店
住所:神奈川県横浜市港北区綱島西1-10-19
アクセス:東急東横線「綱島駅」から徒歩約2分
TEL:045-716-8648
営業時間:10:00-1900(※なくなり次第終了となります。)
定休日:火曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。