自然を感じながらの散策にピッタリ!港北ニュータウンの緑道「くさぶえのみち」

みなさんは都筑区内にいくつか緑道があるのをご存知でしょうか?都筑区には、港北ニュータウン開発によって、昔の谷戸の地形を活かした15キロもの緑道が整備されているんです!
これらの緑道は自然の中を散策できたり、ジョギングできたりするだけではありません。
周辺住民の通学・通勤や買い物など、普段の通り道として、生活の中にしっかり根付いているところも特長のひとつです。

今回は、港北ニュータウンの北部地域にある「くさぶえのみち」をご紹介します。
くさぶえのみちは、中川駅前から徳生公園に至る東西約3kmの道のりです。
きれいに整備されている中に、ニュータウンができる以前の自然の状態がほぼそのまま残っている箇所も多くあり、自然を感じながらの散策にピッタリの緑道です!

くさぶえのみちの全貌

「くさぶえのみち」は、ブルーラインの中川駅前から、山崎公園を横に見ながら、牛久保西公園、牛久保公園を通り、徳生(とくしょう)公園までを結ぶ緑道の名称です。

このような石版が数か所あり、現在地や周辺の公園などが把握できます。こちらはスタート地点を出てすぐにある石板です。

このあとご紹介していきますが、ニュータウンにいることを忘れてしまうほど自然豊かな景色が続く緑道ですので、ぜひ散策してみてください!
また、四季折々の植物や鳥などの動物も見ることができるので、図鑑を片手に子どもと出かけるのもよさそうです。

なお、港北ニュータウンには他にも緑道があるのですが、「くさぶえのみち」とつながっているのが、「ふじやとのみち」です。
この2つの道が合体した散策ルートが設定されていて、中川駅前の広場には「START」地点であることを示す案内標識が立てられています。

「GOAL」の「のちめ不動バス停」まで約4.10kmとのことです。
子どもと歩くには少し長いですが、ランニングや、運動がてらの散策にはもってこいなので、ぜひ行ってみてください!

中川駅前からスタート

中川駅の出口をでて、駅を背中に真っすぐ進み、階段とスロープのあるちょっとした広場を降りていくと、すぐに緑道のスタート地点に到着します。

先程までは車通りも多く、お店や住宅も見えていたのに、急に自然に囲まれた緑道にワープしました。ここからは車もバイクも来ないので、安心して歩くことができます。

くさぶえのみちは、歩道の脇にずっと小川が流れており、落ち着いた気分で散策が楽しめます。また、ところどころに橋があり景観のアクセントになっています。そして随所にベンチがあるので一休みするところにも困りません。
私が散歩をしている時は、読書をしている方や、お友達と座っておしゃべりしている方などを見かけました。

牛久保西公園、またの名を「電車の公園」?

10分ほど歩いていくと、正面にのぼり階段が見えてきます。こちらをのぼると「牛久保西公園」です。私はベビーカーで散策していたので、少し先にあるスロープからのぼりました。この緑道や公園は、ちゃんとベビーカーや車いすの方のことを考慮して、スロープがあるのもうれしいポイントですね。

牛久保西公園は、グラウンドがメインの公園で、グラウンドの周りはランニングコースになっています。

そしてところどころに懸垂などのトレーニング機器が置いてあり、ランニングしながらトレーニングもできたり、健康的な公園です。
また、ひと息つけるベンチもいくつかあります。

そしてこの公園は真横にブルーラインの線路が通っており、電車を上から見ることができます。ブルーラインは地下鉄ですが、センター北から中川駅の間で地上に出る部分があります。

うちの子どもは、保育園の遠足でこの公園に来ることがあって、電車を見て楽しんだようで、「電車の公園」と呼んでいます。
間近で電車を見ることができるので、なかなかの迫力ですよ!
ただし、注意書きの看板もありますが、絶対に近寄りすぎたりしないよう注意してくださいね!

更に歩くと牛久保公園へ

牛久保西公園から緑道に戻り、港北ニュータウンの幹線道路の一つである「区役所通り」をくぐると少し開けた感じの雰囲気が出ます。このあたりが「牛久保公園」です。

この公園は緑道の延長のような公園で、遊具などはありません。ただ、自然の地形が残された形で公園が整備され、色んな木々や草花があるので、子どもたちが自分たちで考えて、好きなように遊ぶことができる公園です。
ちなみに、丸い形の広場があるので、うちの子どもは「まんまる広場」と呼んでいます。

少し歩くとトイレも整備されています。緑道の雰囲気にマッチした素敵なトイレです。
男性、女性トイレと、多目的トイレもあります。公園の遊び中も、緑道の散歩中も安心ですね。

更に進んでいきます

緑道を更に進んでいくとまた大きな橋が見えてきます。もう一つの大きな道路である「歴博通り」の下をくぐる青が渓橋です。ここをくぐると「徳生公園」になります。
徳生公園も緑道と一体化しているので、どのあたりから公園なのか定かではありませんが、まぁそんなことはどっちでもいいですね!

徳生公園に到着

緑道を進んでいくと徳生公園と書かれた岩が登場します。徳生公園についたようですが、まだ緑道なので進んでいきます。

少し進んでいくと、ここにもしっかりとしたトイレがあります。こちらも男性、女性トイレに加えて多目的トイレもあります。

徳生公園は大きな池がある

徳生公園には池があり、今までずっと緑道を流れていた小川はこの池に流れ込んでいます。そして、この池にはさまざまな動物がいます!子どもたちはもちろん、大人も興味津々!カワセミがくることもあり、カメラが趣味の大人が多くいることもあります。

また、毎年カモが子どもを生み、たくさん連れて泳いでいたり、てくてくと歩いている光景にも出会えます。ほんとにほっこりします!
徳生公園も砂場や遊具はありませんが、自然の楽しみがいっぱいの公園です。

池のほとりには屋根の下にテーブルがあるところもありますし、芝生のエリアもあるのでシートを広げてゆっくりするのにもピッタリです!

すてきな緑道を通って、ぜひ行ってみてくださいね!

くさぶえのみち
住所:神奈川県横浜市都筑区中1丁目12~南山田1丁目3
アクセス:横浜市営地下鉄ブルーライン「中川駅」(スタート地点)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。