「一日の終わりに訪れる、物語の続きの場所」
日吉といえば学生街として知られる一方で、地元の人々に愛される飲食店や隠れた名店が点在する、暮らしやすい街でもあります。
そんな日吉の一角にひっそりと佇む大人の隠れ家、BAR THE END。ここには、日常を少しだけ贅沢に変えてくれる時間が流れています。
日吉に、こんなバーがあったなんて
日吉駅から歩いて約3分。
喧騒から少し離れた静かな通りに佇むBAR THE ENDは、看板の明かりが優しく灯る小さなショットバーです。
扉を開けると、ほのかに漂うウィスキーの香り、落ち着いた照明、丁寧に磨き上げられたカウンターが迎えてくれます。
おしゃれ過ぎず、ほどよく品があるこの空間は、一人で訪れても誰かと一緒でも、肩肘張らずに心地よく過ごせる場所。
いわゆる、知る人ぞ知る店。日吉にこんなバーがあったなんて……そんな驚きとうれしさを与えてくれる一軒です。
BAR THE ENDの魅力のひとつは、なんといっても豊富なウィスキーの品揃え。スコッチ、バーボン、ジャパニーズをはじめ、マニアックなボトルも揃えており、初心者からウィスキー通まで満足させてくれます。

「このウィスキー、最近入荷したんですよ」と、店主がさりげなく紹介してくれる一本が、思いがけない発見になることもしばしば。味わいの違いや背景にあるストーリーを聞きながら飲む一杯は、記憶に残る特別な時間になります。

もちろん、飲みやすいものをリクエストすれば、自分の好みに合ったウィスキーをセレクトしてくれるので、初心者の方でも安心して楽しめます。
美しいカクテルと、心をほどく時間
ウィスキーだけでなく、カクテルにも定評があります。ベーシックなクラシックカクテルはもちろん、季節のフルーツを使ったオリジナルカクテルもおすすめ。
シェイカーを振るリズム、グラスに注がれる液体の色、そして口に広がる香りと味わい。五感を使って楽しむ一杯は、言葉にできない満足感をもたらします。
静かな夜、グラスを傾けながら少しだけ日常を忘れる。そんな時間を求めて、ふらりと立ち寄る常連のお客さんも少なくありません。

この日のドライマティーニもおいしくいただきました。キレキレののど越しが最高です。
バーでありながら、フードメニューも侮れないのがBAR THE ENDの魅力。お酒に合うおつまみが酒飲みの心をくすぐります。
私が個人的に好きなのはマスター自家製のポテトサラダ。私自身料理は得意でいろいろと作りますが、ここのポテトサラダには勝てません……。食事をしないで立ち寄る時は毎回頼んでいます。
他にもちょっとしたお通しが出てくるのですが、燻製した堅あげのポテトチップスの時はうれしくて密かにテンションが上がっています。
おいしいお酒を飲んでいると、おいしいおつまみが欲しくなりますよね。ぜひ一度、BAR THE ENDでおいしいお酒とおつまみを味わってみてください。
女性ひとりでも、安心して楽しめる空間

バーと聞くと、少し入りづらいイメージを持たれる方もいるかもしれません。しかしBAR THE ENDは、女性ひとりでも入りやすい雰囲気が魅力のひとつです。
落ち着いた店内と、過度な干渉をしない距離感。店主のさりげない気配りや常連客の空気感もあり、誰でも自然体でいられるのです。初めて訪れたお客様が気づけば何度も足を運んでしまうのは、こうした“心の居場所”のような安心感があるからでしょう。
喫煙も可能な店内は、大人のためのリラックス空間。煙草の香りすらもどこか絵になるような、そんな雰囲気があります。

BAR THE ENDのようなバーが近所にある。それだけで、日吉という街がぐっと魅力的に感じられます。おいしいお酒と食事を楽しめる場所、日常の延長線上にある贅沢なひととき。特別な日のご褒美にも、なんでもない一日の締めくくりにも、訪れたくなるようなバーです。

日吉で暮らすことの豊かさ。それは、こうした“上質な日常”が手の届く距離にあることなのかもしれません。
BAR THE END
住所:神奈川県横浜市港北区日吉本町1-34-20ヴィルフロレアル104
アクセス:東急東横線「日吉駅」西口から徒歩約3分
TEL:045-564-0030
営業時間:18:00-翌2:00
定休日:日曜日
駐車場:なし