「ぱん工房たくぱん」
あなたは、朝食は、パン派？それとも、ご飯派でしょうか？
パンは何と言っても手軽だから、多いのかもしれないですね。
焼きたてが食べたくても、家でホームベーカリーか何かで焼かない限り、焼きたてはムリですよね。
今回、ご紹介する「ぱん工房 たくぱん」は、パン派のあなたや私には願ってもない⁉嬉しいサービスを提供されているパン屋さんなんです。
焼きたてパンの宅配サービス？
通常、「焼きたてパンの宅配」というと、ネットで注文？そうすると、焼きたてパンを冷凍したパンが届きます。これが殆どだと思います。
ところが、この「ぱん工房 たくぱん」では、その日の早朝（午前12時半）から準備して焼いたパンを、朝6時以降、お宅の玄関先まで届けてくれるんですよ！すごくないですか？
ちょっとネットで調べてみたんですが、こんなパンの宅配サービスをやっているお店って、東京・目黒に1件あるみたいなのですが、横浜には皆無でした。
店主の岡田拓也さん曰く「鍋料理は、グツグツ煮立ってる出来立てがいちばんおいしいように、パンもふかふかのあったかい焼きたてが、いっちばんおいしいんです。ただ、朝早くにお店まで買いに行くのは、現実的ではないですよね。だったら、お宅まで届けることができれば、この焼きたてのおいしさを味わってもらえる」と。この思いで「焼きたてパンの宅配サービス」を始めたのだとか。
朝食の時間帯に届けてくれる
焼きたてパンの配達できるのは下記のエリアで、あなたの朝食時間帯に間に合うように、専用の梱包にて置き配サービスを実施して、お届けしているそうです。
◆大豆戸町（まめどちょう）1-2〜190 ◆大倉山1丁目
（配達時間帯 6時〜6時半）
◆菊名5丁目・6丁目
（配達時間帯 6時半〜7時）
◆師岡町
（配達時間帯 7時〜7時半）
※7時半〜8時の間は上記のどのエリアでも配達可能
※予約はHPにて https://www.takupan.com/
※配送料は300円、1,000円以上お買い上げの場合は200円
残念!!!私の住んでるエリアは配達エリア外で、利用できず—–。
2023年11月15日にオープンしたばかりで、今後は配達エリアの拡大も視野に入れるとのことですので、乞うご期待ください。
パン約20種類、全て「湯種製法」です。
みなさん、「湯種製法」って知っていますか？聞いたことはあるけど、詳しくはよくわからないって方も多いのではないでしょうか。
「湯種製法」とは、パンの原料である小麦粉の一部に熱湯を加えてこね、ひと晩寝かせてお餅のようにした生地のこと。
小麦粉の中のでんぷんは、水と熱を加えると糊状に。これを「糊化（こか）」といい、でんぷんの特性のひとつなのだとか。
この湯種を本こねに混ぜることで、もちもちとした食感のパンが出来上がるそうです。このもちもち感の他にも、甘味やうま味が増し、そして、パンの老化が遅く、時間が経ってもパサつきにくい！
ただ、パンの製造にひと手間かかるので、店主曰く、
「“当店では湯種製法でもやっています。”というような他店舗の表記を見かけたりもしますが、うちのように全てのパンで湯種製法をやっているところは少ないかも」と。ナルホド。全てのパンをその製法で作るとなると大変なことだろうなと想像でき、しっかりこだわりをもって作っていらっしゃるのが伝わってきます。
たくぱんの希少なこだわり「水のブレンド」
こちらのパンの材料は、小麦粉は「国産」、砂糖は白砂糖に比べてほどよくミネラルを含む「きび糖」、そして、水には「天然水と鉱水（硬水）をブレンド」しているとのこと。
この水のブレンドについて、ここまでするところは、そうそうないかもという希少さだそう。店主に、ブレンドすることで何が違うのかを聞いたところ、
「日本は軟水が殆どですが、パンの生地にとってベストな状態は、天然水に硬水をブレンドすることなんです。こうすることで、生地の仕上がりがよくなり、パンの質がグンと上がります。食パンなどシンプルなパンほど、小麦粉やきび糖の甘味がより引き出されます」ということでした。
お水のブレンドまではあまり聞いたことがありません。細部にわたるこだわりに、驚くばかりです。
安心・安全なパンだから、小さいお子さんのおやつパンとしても。
取材中、学童保育帰りの母子連れの姿がチラホラ。この大倉山は働くママさんが多いんですね。
たくぱんでは、人工甘味料や合成保存料、防カビ剤、香料の食品添加物は排除しているとのこと。また、パンに使うさつまいもなどの野菜やりんご、これらを国内の無農薬栽培の農家から取り寄せたり、「ふらんくふると」に使用するソーセージは、岩手で本場バイエルンチロル仕込みの「手作り無添加ソーセージ」だったり。これなら、小さなお子さんのおやつパンとして、ママも安心ってことですね。
店主は、あの知名度抜群「ポンパドウル」で8年間勤務の経験が。
横浜在住の方なら「ポンパドウル」を知らない人はいないですよね。表面はパリッパリ、中は超しっとりというフランスパンやクロワッサンなどのデニッシュ類がおいしいパン屋さん。私も大好きです。
「ポンパドウル」について、ちょっと調べていく中で、このたくぱん店主のパン作りへのトライや追求、こだわりが、ものすごく合点がいきました！
「ポンパドウル」の反骨精神？
「ポンパドウル」は1969年、横浜に元町一号店がOPENしています。なんでも、創業当時、資本力がものをいう「大量生産型ベーカリー」が主流だったときに、「多品種少量生産型」のフレッシュベーカリーを目指し、今までにない本格的なパンを作りたいと本場ヨーロッパから「フランスパン」と「デニッシュ」の職人を技術者として迎えたのだとか。
そして、“焼きたてがいちばんおいしい”という信念のもと「一店舗一工房制」や「小麦粉から生地を作って焼く」、「多数回焼成」などなど。「人材育成」にも力を注ぎ、いまや全国に店舗が拡がっています。
（参照：POMPA DOUR HPより）
どこもあまり着手していない「焼きたてパンの宅配サービス」へのトライ＆実現、パン作りの研究心、こだわりなどにポンパドウルでの8年間の経験が活かされている実力派の店主なのだと、勝手ながら思ってしまいました。
私が食べてみた、たくぱんたち
●たく食パン・・・1斤390円・半斤200円 たくぱんイチの人気商品
もちもち感と弾力のあるしっとり感！何もつけなくてもパンのおいしさを堪能できます。
●ごま食パン・・・1斤450円・半斤230円
もちもち感は言わずもがな。ほんのりごま風味が絶妙。
●あんぱん・・・230円
奇をてらうということもなく、間違いのないあんぱん。これもたくぱんの人気パン。
●おいもパン（期間限定）・・・180円
生地のもっちり感がハンパない感じ。さつまいも本来のほっこりとした甘さがサイコー。通年でやってほしい！
●レーズンロール（２個）・・・240円
他店舗のレーズンパンでは味わえない、生地の甘味が美味！レーズンの風味がいいアクセントに。
ぱん工房 たくぱん
住所：神奈川県横浜市港北区大豆戸町60-1 細谷ビル101号室
アクセス：東急東横線「大倉山駅」から徒歩約8分
営業時間：平日6:00-15:00/土曜・祝日 7:00-15:00
※売り切れ次第終了となります。
※土曜日・祝日の宅配サービスはございません。
TEL：070-9173-4674
Mail：info@takupan.com
定休日：日曜日
