大倉山の住宅街を歩いているとあらわれるトレーラーハウスは、オープンカフェのOldman’s CAFE(オールドマンズカフェ)。ワンちゃんとの散歩がてらにもふらっと立ち寄りたくなる、非日常感たっぷりのステキなカフェをご紹介します。
まるで異国にいるように、非日常感を味わえる
空にそびえるヤシの木、その下に横たわるアメリカントレーラーハウス、先頭にはキッチンカー。ナニ?ここ?と思わず目を奪われてしまいます。大倉山駅から住宅街を歩いて15分の場所にあり、異国のような雰囲気。一風変わったカフェなので、早速入ってみることにしました。
ショップ名の由来は?
お店の名前は「Oldman’s CAFE」。えっ、oldman?おじいちゃん??と思うかもしれませんが、そうではありませんよ。
ここのオーナーがサーフィンが大好きで、国内外いろいろなサーフポイントに行った中で、南カリフォルニアにある「オールドマンズポイント」が気に入り、この雰囲気を再現したいと3年前にオープン。
ショップの店名のみならず、現地からアメリカントレーラーハウスやキッチンカーを取り寄せ、宮崎から「ヤシの木」まで運んでしまったのだとか。ちなみに「オールドマンズポイント」は、世界中で癒されるサーフポイントとしても有名。このオープンスペースでゆったりとくつろいで、非日常感をも楽しんでもらいたいとのこと。
体にも心にも優しい、こだわりのメニュー
まず、注文したのが定番メニューの「ガーリックシュリンプライスプレート」(¥1,000)とビール。アジアン風味ながらとっても優しい味わいです。
食後に、カップのイラストがかわいいアイスコーヒー(レギュラー¥500)とスイーツをオーダー。
コーヒーは、オーナーの知人が営む神戸元町の珈琲ロースター「Limaコーヒー」の豆を使用した人気商品です。スイーツは「オリジナルコーヒーゼリー」(¥500イートイン限定)を注文。黒糖が別添えされていて、こちらを振りかけて、食べるごとに食感が変わるという不思議なおいしさでした。
秋が深まる頃になると、お店自慢の「ポテト&チリコンカンプレート」(¥1,000)がおすすめだそうです。北海道の「インカのめざめ」、広島の「アイノアカ」など旬のジャガイモを「米油」でカリッと揚げたフライドポテトをぜひ味わって欲しいとのこと。ほくほくとした食感と、脂っぽさを感じさせないのが人気らしいです。
キッチンカー内には焼き菓子も豊富に揃っています。店内の全メニューはテイクアウト可能です。
どこを切り取っても画(絵)になるカフェ。その理由がナルホドでした!
Oldman’s CAFEは、ふと目をやる場所すべてが本当に画(絵)になります。オープンスペースでは、ウッドテーブルと赤いチェア、ワンちゃんを繋ぐリードフックが設置されたスペース、外壁には巨大なペリカン(お店のキャラクターだそうです)、無造作に置かれたバイク(ヤマハのSR)などの注目したくなるアイテムの数々が。
さらには、一見見逃してしまいそうになるのですが、トレーラーの入口の足元には水槽(?)が。中では金魚や鯉が気持ちよさそうに泳いでいました。
そして、なんと!トレーラーの中は小さな本屋さん!(雑貨もありました)お店の奥には、インドアのカフェスペースもあり、通路にはまたまたドラムセットが一式が!
このような形になったのは、実はオープン当初から設計図がないからとのこと。とにかくオーナーの好きなものを集めて、そこから知人の大工さんやら造園屋さんたちが「ああしよう」「こうしよう」と話して進めてきて今に至るのだとか。店内に置かれているステキなものは、全てオーナーの知人が用意されたものだそうです。樹脂でできた花のアート作品やオリジナルTシャツ、レコードなどが至るところにあり、人との繋がりから造られています。
だからこそ、どこを切り取っても温かみがあって、ほっとできる居心地のいい時間が過ごせるのかなと思いました。ぜひ立ち寄って、異国を感じながらのんびりと過ごしてみてくださいね。
Oldman’s CAFE(オールドマンズカフェ)
住所:神奈川県横浜市港北区大倉山4-26-11
交通:東急東横線「大倉山駅」徒歩約15分
TEL:045-299-0140
営業時間:10:00〜17:00
定休日:月・火曜日