娘の高校受験の合格祈願で大倉山にある師岡熊野神社へ行きました。
師岡熊野神社は大倉山駅から約10分ほど歩いたところにあります。
初詣は多くの人で賑わい、七五三やお宮参りなど家族の大切な節目の行事で訪れる方も多い神社です。
わが家も年間を通して、子どもの行事や部活動の負けられないような大切な試合前にもお参りしています。
今回私が訪れた日も七五三のお参りと写真撮影をされている親子の姿を見かけました。
地域の人たちに親しまれていることが伝わってきますね。
鳥居の先に待つ急な石段

鳥居を抜けてまず迎えてくれるのがやや急な石段。

最近運動不足気味の私は、階段を上がるだけで「きつい…」と少し息があがってしまいました。

訪れたのは空気が澄んだ気持ちの良い晴れの日です。
日頃の感謝を伝え、娘の高校の合格祈願もしっかりと済ませました。
神社の静かな空間にいると背筋が自然と伸びるような清々しい気持ちにしてくれます。

境内には、たくさんの方の想いが込められた絵馬が並んでいます。
絵馬に書かれた願い事を眺めていると、それぞれの願いに心が温かくなります。私も娘の試験前には、心を込めて絵馬を書こうと思っています。

合格祈願のお守りを購入。
「志望校に合格できる!」と母の念もたくさん込めておきました。
西暦724年に開かれた歴史深い神社

改めて師岡熊野神社について調べてみました。
聖武天皇の時代である西暦724年に全寿仙人によって開かれた神社で、御祭神は伊邪那美尊(いざなみのみこと)、事解之男命(ことさかのおのみこと)、速玉之男命(はやたまのおのみこと)。
元暦元年に熊野宮の本殿で平家討伐の祈願を行なった源頼朝は、怨敵退散と悪魔降伏を祈念して、大蛇に似せた20尺のシメ縄を作り、それを東西南の村境に張り巡らせたそうです。
これが師岡の「しめよりの神事」の始まりであると公式サイトで紹介されていました。
悪魔って本当に存在していたのでしょうか。恐ろしさを感じつつも、日本昔ばなしに出てきそうなストーリーにちょっぴりワクワクしてしまいます。
今まで神社には何度も訪れていますが、「このような歴史があったなんて!」と改めて感動しました。
サッカーファンにも愛される神社

師岡熊野神社の御社紋は八咫烏。初代神武天皇が熊野の山中で道に迷われた天皇をお導きされるために使わされた鳥で、夜明けを呼ぶ鳥、太陽を招く鳥とも言われているそうです。
この八咫烏はサッカー日本代表のエンブレムのモデルになっていることでも有名ですね。
チームの必勝と選手の健康を祈って多くのサッカー関係者がお参りに訪れるそうです。
また師岡熊野神社では日本サッカー協会公認のエンブレムとマスコットを用いた「サッカー御守」も販売されていて、サッカーチームに入って活動している私の息子も、毎年初詣で訪れた際に購入しています。

息子のサッカーのリュックにつけています!

おみくじ売り場にはいろいろな種類のおみくじがあり、八咫烏がモチーフのおみくじもありました。

どのおみくじを引くか迷ってしまいますね。
境内にある「いのち」の池

熊野神社の境内には、古くから伝わる歴史と伝説が残る「い」の池と「の」の池があります。
今回訪れたのは神社の前にある「い」の池。写真ではわかりづらいですが、その名のように平仮名の「い」の形をしています。
もう一つあった「ち」の池は、今では埋められて大曽根第二公園になっていますが、かつては三つの池を合わせて「いのち」の池と呼んでいたそうです。

神社の側道を進んだ先に専用の駐車場もあります。

手水舎の近くには「さざれ石」があります。
君が代に登場する「さざれ石」は「ちいさな石」という意味で、長い年月をかけて集まり、やがて岩へと成長すると信じられてきました。
そのため、神霊が宿る石とされているそうです。

初詣だけではなく、日々の悩みや迷いを抱えた時に、そっと立ち寄りたくなる師岡熊野神社。訪れるたびに元気をもらい、心が穏やかになる不思議な力を感じます。
みなさんも、ぜひその魅力を体感しに訪れてみてくださいね。
師岡熊野神社
住所:神奈川県横浜市港北区師岡町1137
アクセス:東急東横線「大倉山駅」より徒歩8分
電話番号:045-531-0150(8:30-17:00)
駐車場:約30台(無料)
お問い合わせ:電話または公式ホームページのお問い合わせフォーム