朝ごはんやランチ、おやつにも、毎日の食卓にパンは欠かせない存在です。
もえぎ野公園の近くのSUMOMO BAKERYには、日々の暮らしに寄り添うような手頃でおいしいパンがたくさん並んでいます。
SUMOMO BAKERY関東一号店の横浜青葉店

SUMOMO BAKERYは九州で広く展開しているパン屋さんです。2021年に関東の1号店としてオープンしたのが、今回ご紹介する横浜青葉店です。
親しみやすい店名の「SUMOMO」は、代表取締役社長の須百久史(すももひさふみ)さんの名前が由来のようです。
こだわりのパンづくり「スクラッチ製法」
SUMOMO BAKERYでは、粉の計量から生地の成形、発酵、焼き上げまでの全ての工程をおこなう「スクラッチ製法」が採用されています。そのため、おいしい焼きたてのパンがすぐに食べられるのが魅力です。
店舗と工房はつながっていて、扉などのさえぎる物が一切ありません。ここまで工房が見えるパン屋さんは珍しいですね。

スッキリとした清潔な工房には、ピカピカのステンレス製の設備が並んでいます。隠すことなくオープンな姿勢からは、パンづくりへの自信と誇りが感じられます。安心して買えますね。
ほとんどが100円台!?手頃な価格のパン

木のぬくもりを感じる店内には、定番のパンから個性的なパンまで、豊富な種類が並びます。
注目すべきは、その手頃な価格。


菓子パンは120円、惣菜パンは160円と、ほとんどが100円台なのが驚きです。家計を守る主婦の方だけでなく、学校帰りの学生さんにも手が届く価格なのがうれしいですね。
もちろん、魅力は価格だけではありません。おいしさにも自信があります。
焼きたてのパンを、その場で味わう贅沢
SUMOMO BAKERYでは、パンを買って帰るだけでなく、店内でゆっくりと楽しむこともできます。
忙しい日常の中、焼きたてのパンをイートインスペースで味わうひとときは、特別な時間になります。
好きなパンをトングで選んでレジで購入するスタイルは、テイクアウトをするときと同じです。購入したパンはオーブントースターで温め直せば、さらにおいしく楽しめますよ。

会計時にコーヒーを注文すると店員さんからカップが渡されます。コーヒーマシンで自分でコーヒーを入れていると、心がほどけていくようです。

席は窓側にあり、心地良い日差しの中でくつろげるのも魅力のひとつ。朝は8時から営業しているので、いつもより少し早く家を出て、会社に行く前の朝ごはんとして楽しむのもステキですね。

ホッとするおいしさのパン
私が選んだパンは、陽だまりパン、黒豚甘口カレーパン、黄金のきな粉もちもちパンの3つです。

陽だまりパンは、卵がまさにお日様のよう。カリッと焼き上げられたパンに、マヨネーズの絶妙な塩気がたまりません。卵は固すぎず柔らかすぎず、ほどよい焼き加減で、朝ごはんにぴったりです。

黒豚甘口カレーパンは、サクっと軽く、ほんのり甘いパンの中から、鹿児島県産の黒豚と野菜の水分だけで煮込んだコクのあるカレー餡がとろり。食べごたえがあり、ランチにおすすめです。

そして、一番人気である黄金のきな粉もちもちパン。揚げたパンの中はもっちもち。ちょうどいい甘さの濃厚な自家製スウィートポテトが入っていて、きな粉と混じり合うと絶妙なおいしさに。日頃のおやつにしたくなる、大好きなパンになりました。

フードロスを考える
もう一つ、どうしてもご紹介したいことがあります。パンの自動販売機です。

お店の外に設置されている自動販売機は、営業時間外の19時から8時の間だけ購入が可能です。
売れ残ったパンや形が変わってしまったパンが、数個セットで少しだけ安く販売されています。この取り組みは「フードロスをなくしたい」という想いから始まったそうです。
コンビニよりも気軽に買えるので、重宝しているお客さんもいるみたいです。
自分が住む街に、単なる利益だけではなく、フードロス問題に取り組むパン屋さんがあることを誇りに思います。
SUMOMO BAKERY 横浜青葉店
住所:神奈川県横浜市青葉区柿の木台4-1石原第2ビル1F
アクセス:東急田園都市線「藤が丘駅」から徒歩約8分
TEL:045-479-2316
営業時間:8:00-19:00
定休日:無休(年始を除く)