都筑区に暮らす子育て世代はもちろん、学生やシニアなど幅広い世代の方に活用してほしいのが「横浜市都筑地区センター」。
駅からも近く、雨の日でも立ち寄りやすい地域の交流拠点です。
館内には絵本や児童書がそろう「図書コーナー」や、未就学児が遊べる「プレイルーム」、大人向けの講座やイベント情報などが充実。子どもからシニアまで、それぞれのライフスタイルに合わせて活用できる場所になっています。
今回実際に訪れてみて、「図書コーナー」やラウンジの落ち着いた雰囲気など、魅力がたくさん見えてきました。この記事では、施設の雰囲気やおすすめポイントを詳しくご紹介します!
気軽に立ち寄れる地域のコミュニティ施設

横浜市都筑区にある「横浜市都筑地区センター」は、子どもからシニアまで幅広い世代が利用できる地域の交流拠点です。
1984年に開館し、横浜市資源循環局都筑工場の余熱を利用してつくられた複合施設として、「老人福祉センター横浜市つづき緑寿荘」と併設されています。

最寄りは横浜市営地下鉄グリーンラインの「都筑ふれあいの丘駅」から徒歩すぐ。
駐車場も併設されていますが、混雑していることが多く、駐車スペースがやや狭いため、運転に自信のない方は電車や徒歩での来館が安心です。

入口にはその日のイベント予定が掲示されていて、訪れた日は「おはなしのポケット」という子ども向けのおはなし会がおこなわれていました。
地域に密着した活動が日替わりで開催されていて、地域住民の交流の場として親しまれています。
「図書コーナー」は家族で楽しめるおすすめスポット

地区センターの中で特におすすめなのが「図書コーナー」です。規模は図書館ほど大きくはありませんが、絵本や児童書、一般書までバランスよく揃っていて、子どもと一緒に立ち寄るのにぴったり。

中央には机とイスが一体型になった閲覧スペースがあり、ちょっと座ってゆっくりと本を読むこともできます。
本を借りたい場合は「都筑センター図書カード」を作成しましょう。
横浜市立図書館のカードは使えないので注意が必要です。登録には住所が確認できる身分証(運転免許証や健康保険証など)が必要で、中学生以下のお子さんの場合は保護者の同意が必要です。
貸し出しは一人2冊まで、期間は2週間となっています。

わが家の子どもたちは、同じ敷地内の「都筑プール」の水泳教室に通っていたため、この「図書コーナー」をよく利用していました。
上の子がレッスンをしている間、下の子はここで絵本を読んで待っていたり、水泳教室の帰りに寄って本を借りて帰ったりと、とても便利でした。
子どもが小さいころは、特にきかんしゃトーマスの絵本をよく借りていて、夢中になって読んでいたのを思い出します。

「図書コーナー」の奥には学習室があり、静かに勉強したい学生さんたちにも人気のスペース。利用には受付での申し込みが必要ですが、落ち着いた雰囲気で集中できます。
穴場の2階ラウンジと「おもちゃ図書館」

1階にも新聞や雑誌を読めるロビーがありますが、やや混雑気味。
落ち着いて過ごしたいなら2階のラウンジがおすすめです。個人で静かに過ごすのはもちろん、数人で集まって勉強や打ち合わせをしているグループの姿もあり、ゆったりと使える穴場のスペースだと感じました。

また、子育て世帯にぜひチェックしてほしいのが「おもちゃ図書館」。
布や木でできたおもちゃを貸し出す珍しい取り組みで、毎週金曜日に利用できます。
実は、わが家の子どもたちが大きくなってからできたサービスなので、わたしは利用したことはありません。もっと早くできていたらよかったのにな、といつも思っています。
ぜひ利用してみてください。
幼児向け「プレイルーム」ではおはなし会も

小さな子ども連れに大人気なのが「プレイルーム」。
この日は「おはなしのポケット」が開かれていて中の写真は撮れませんでしたが、室内には幼児向けのすべり台や大きなプレイハウス、ブロックや積み木などがあり、未就学児が思い切り遊べる空間になっています。
わが家の子どもたちも幼稚園生のころによく利用していました。利用者もそこまで多くないため、のびのび遊ばせられる穴場スポットだと思います。

さらに、育児中のママやパパに向けたイベントやサークルのチラシもたくさん置かれていて、情報収集の場としても便利。子育て世代同士が自然に交流できる雰囲気が感じられました。
チラシから見つかる多彩なイベント

館内の棚には、地域ならではの講座やイベントのチラシがずらりと並んでいます。
生涯学習系の教室から、ヨガや健康づくり講座、親子で楽しむ料理教室まで実に多彩です。
以前、娘は「藍の生葉染め」を体験し、シルクのハンカチがきれいな藍色に染まったのを見て、びっくりしつつも、とても喜んでいました。こうした体験型プログラムが多数用意されているのは、子どもにとってもうれしいポイントです。

今度は「親子で味噌づくり教室」に参加予定です。
下の子は「将棋教室」にも興味を持っているので、申し込もうか考え中です。
その他にもお正月向けの「しめ縄づくり」など季節に応じたイベントも企画されており、子育て世帯からシニアまで、それぞれの世代が関われるプログラムが充実しています。
「地域のつながりをつくる」という施設のコンセプトが、チラシを見ているだけでも伝わってきました。
施設の外でひと休み

遊んだり学んだりしたあとは、ちょっとお腹も空きますよね。
隣接する施設には「レストランあゆみ」があり、気軽に食事をとることができます。子ども連れで長時間滞在する際にはありがたい存在です。

また、外にはベンチもあり、お弁当を持参して食べることも可能。
真夏は少し暑いですが、春や秋には青空の下でのランチも気持ちよく、どんぐり拾いをしながら子どもと過ごすのも楽しめます。
地域の「居場所」としての魅力

「横浜市都筑地区センター」は、単なる公共施設という枠を超えて、子育て世帯や地域住民が気軽に集える居場所として親しまれています。
「図書コーナー」や「プレイルーム」で遊ぶのもよし、講座やイベントに参加して新しい仲間をつくるのもよし。幅広い世代が自然に交流できる環境が整っているからこそ、リピーターも多いのだと感じました。
都筑区にお住まいの方はもちろん、近隣に遊びに来たときに立ち寄るのもおすすめ。ぜひ家族みんなで利用してみてください。
横浜市都筑地区センター
住所:神奈川県横浜市都筑区葛が谷2-1
アクセス:横浜市営地下鉄グリーンライン「都筑ふれあいの丘駅」から徒歩約3分
TEL:045-941-8380
営業時間:9:00-21:00、日祝 9:00-17:00
※ただし、小学生の利用は17時、中学生の利用は18時まで(保護者同伴の場合は除く)
定休日:毎月最終火曜日、年末年始(12月28日から1月4日)、施設点検日